祝賀会の殺人
明かりが消えた瞬間にどこにいたか、誰かが嘘をついている。遺体はまだ温かく、扉は施錠され、招待客全員に動機がある。
どの事件でも、誰かがあなたに嘘をつく。以下の九つは今すぐ始められるミステリー。ひとつを選ぶか、1923年の寝台列車、ぶどう園の結婚式、個人的に知る被害者など、自分の事件を語ろう。舞台はあなたが決める。
明かりが消えた瞬間にどこにいたか、誰かが嘘をついている。遺体はまだ温かく、扉は施錠され、招待客全員に動機がある。
最後に目撃されたのは夜の連絡船へ乗る姿。家賃は三か月先まで払われていた。何かが来ると知らない限り、前払いしてから消える者はいない。
事件ファイルは二十年間閉じられていた。そこへ、被害者の筆跡で書かれた手紙が届く。
町の半分が、秘密を守らせるため誰かに金を払っている。恐喝者を見つければ教区すべての秘密がわかる。人が殺される秘密も。
戦地から帰った世継ぎは別人のようだった。飼い犬さえうなる。署名の傾きが逆だと気づいたのはあなただけ。
友人の上着から凶器が見つかった。証拠は完璧だ。完璧すぎる。裁判は三日後に始まる。
報告書は事故と記す。検視官の震える手は恐怖を語る。権力者が事件を閉じたままにしたがり、あなたが嗅ぎ回っていることも知っている。
彼女は朝に証言する。それまで生き延びさせるのがあなたの仕事。隠れ家の誰かが、何度も通りを確認している。
招待状には一世紀使われていない印章。合言葉を覚え、仮面をつけ、招かれていないと悟られてはならない。
事件を選ぶか、自分だけの謎を語り手に伝えよう。
ミステリーの価値は一貫性で決まる。チャットボットに犯人を聞けばその場で決め、翌日また聞けば別の答えを出す。それはミステリーではない。探偵物の衣装を着たチャットボットだ。
ルーンブックでは謎が最後までつながる。指をさした瞬間に犯人を作るのではない。犯人は初めからそこにいて、あなたが踏み越えてきた痕跡を残している。最初のチャプターから告発まで手がかりが一貫するから、推理する価値がある。
だから尋問も成立する。語り手が聞いたアリバイと見抜いた矛盾を覚えているため、容疑者は証言を保つ。台所にいたと言ったメイドは、六章でも同じことを言う。話が変わったとき、あなたは気づける。
世界は進行状況だけでなく、代償まで記録する。二章で懐に入れたシガレットケースは、九章で容疑者を揺さぶるときも上着の中にある。一場面後には質問が選択となり、十場面後には歴史になる。
「1890年代、灯台での殺人。私は町の誰にも信頼されない探偵」。話すように入力すれば、語り手が世界、登場人物、犯罪を築き、事件をあなたに託す。
提案を選ぶか、自分で行動を書く。書斎を調べる。窓が開いていた理由を未亡人に聞く。巡査に嘘をつく。行動を声に出して伝えてもいい。
揺さぶった容疑者、見逃した嘘、未亡人との約束。物語は実際の行動を受け継ぎ、秘密は最も痛い瞬間に現れる。ためらう間にも世界は動く。時間をかけすぎれば、次の証人は口を閉ざす。
多くの探偵ゲームが渡すのは虫眼鏡と調査地点の一覧。ルーンブックが渡すのは人間だ。容疑者には感情、秘密、あなたとの記憶がある。港湾労働者を追い詰めすぎれば黙り込み、ほかの者に警戒を促す。酒場の店員の信頼を得れば、本当に見たものを話す。出会った人々は行動を覚え、それに従って動く。
台本が守ってくれることもない。存在しない証拠があるとはったりをかければ、重大な局面で運命も口を挟む。成功することも、部屋の全員を敵に回すこともある。ドラマとは、あなたが言ったことで変わるものだ。
多くの推理物では、探偵の活躍を見て作者の種明かしを待つ。ルーンブックでは、あなたが解くまで誰も解かない。どの糸を引き、誰と対峙し、いつ告発するかを決める。必須の場面も正しい順番もない。語り手は実際の行動を中心に各場面を書く。
告発もあなたのもの。相手を間違えても巻き戻らない。無実の人の評判は傷つき、真犯人は安堵し、町はあなたを疑い始める。事件は未解決のまま、今度は個人的な戦いになる。
一人なら、事件は文字どおり探偵小説として読める。ノベルモードでは、場面画像が文章に織り込まれ、事件の進展を示す見出しとともに捜査が組版されたページに並ぶ。ナレーションをオンにすれば、尋問する容疑者の声とともに一語ずつ物語を聞ける。
友達と事件を追うこともできる。非公開の物語で全員が一つの捜査に入り、ボイスチャットで容疑者を議論する間も語り手がアリバイを整理する。封筒のいらない殺人ミステリーナイトで、執事役を押しつけられる者もいない。
どちらでも、スマートフォン、タブレット、パソコンのブラウザからダウンロードせずに遊べる。
最初から見るなら、ルーンブックはあなたが主人公になるAIストーリーゲームです。